新しい年を迎える東京の亀戸天神社では伝統的な行事が盛りだくさんです。
1月には「うそ替え神事」が行われ、悪い出来事を「うそ」に変えて良い年を祈願します。
続いて「初天神祭」では、学問の神様として知られる菅原道真公を祀り、新年の学業成就を願い
ます。これからの受験シーズン、神社にお参りして合格祈願をいたしましょう。
そして2月には「節分追儺式」が開催され、鬼を追い払い福を呼び込む豆まきが行われます。ここ
から春がやってきます。何かわくわくした気分になりますね。そしてこれらの伝統的な行事は、
地元の人々や観光客にとっても楽しみなイベントです、これからも守っていきたいものです。
うそ替え神事とは?
うそ替え神事とは菅原道真をお祭りする神社(天満宮)で行われる神事です。
うそというとりの”うそ”が嘘に通じることから、前年にあった災厄・凶事などを嘘とし、
本年には吉となることを祈念して行われます。
うそという鳥は日本海沿岸に背即するスズメ科のとりで
太宰府天満宮のお祭りのとき害虫を駆除したことで
天神様とご縁があるそうです。
また鷽の文字が學の文字に似ていることから学問の神様である天神様とのつながりが深い
と考えられているそうです。
亀戸天神のうそ鳥はヒノキで神職の手で一体一体心を込めて作られ、この日にしか手に入らない
貴重な開運のお守りとしてとても人気があります。
木彫りの鷽(うそ)の木像である木うそを
「替えましょ、替えましょ」の掛け声とともに交換しあうことで有名ですが、亀戸天神社では
前年神社から受けた削り掛けの木うそを新しいものと交換して吉となることを願います。
初天神
亀戸天神に祭られている菅原道真公(官公)は生まれたのも亡くなられたのも25日で
毎月25日は天神様の日としてさまざまな神事・祭事が行われています。
御祈祷: 学業成就や合格祈願のための御祈祷が行われます。多くの受験生やその家族が参拝します。
奉納演奏: 新年最初のこの日は境内神楽殿で都無形文化財指定の里神楽葛西囃子が演じられます。
屋台: 境内には多くの屋台が並び、食べ物や飲み物、縁起物などが販売されます。
お守り授与: 学業成就や合格祈願のお守りが授与されます。特に受験生に人気があります。
節分追儺式
2月3日 節分追儺式が行われます。
17:30~ 日没頃から鬼(悪いことの象徴 赤鬼、青鬼)が現れ神官と問答し、
負けて退散、悪事が取り払われて福がやってくる”鬼やらい”です。
お祓いされた福豆が撒かれます。
詳しくは
⇩
http://kameidotenjin.or.jp/
アクセス
総武線亀戸駅下車 北口より徒歩15分
地下鉄半蔵門線錦糸町駅下車 北口より徒歩15分
都バス亀戸天神前下車すぐ
まとめ
東京亀戸天神で1月24日(金)、25日(土)に「うそ替え神事」が行われます。昨年起こった悪い
ことを”うそ”として吉兆に替える神事です。新しい年を迎えて、今年の無事を祈ります。
また25日(土)には初天神で都無形文化財の里神楽・葛飾囃子が奉納されます。
貴重な無形文化財に触れるチャンスです。
今年一年の無事をお祈りしたいですね。
立春の前日の節分には、夕方から豆まきも行われます。
寒さ対策をして出かけてみてはいかがでしょう。
日本の伝統の行事、これからも大切にしていきたいですね。
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