毎年元日に開催されるニューイヤー駅伝は、新年のスタートを告げる恒例スポーツ
イベントとして、多くの駅伝ファンから注目を集めています。2026年大会も、実業団の
トップチームが集結し、元日ならではの緊張感と熱戦が期待されています。この記事では、
ニューイヤー駅伝2026の開催日やスタート時間といった基本情報をはじめ、コースの
特徴や見ておきたい注目ポイントを分かりやすく整理してご紹介します。
テレビ観戦を予定している方や、これから大会をチェックしたい方は、ぜひ事前情報
として参考にしてください。
ポチップ
開催日時
- 開催日: 2026年1月1日（木・祝）元日
- スタート時刻: 午前9時15分
- テレビ放送: TBS系列28局フルネット＋群馬テレビ
- 放送時間: 午前8時30分～午後2時30分（予定）
- 号砲の45分前から直前番組を放送
コース概要
基本情報
- 発着点: 群馬県庁（前橋市）
- 総距離: 100.0km
- 区間数: 7区間
- 通過都市: 前橋市、高崎市、玉村町、伊勢崎市、太田市、みどり市、桐生市
コース特徴
上州の空っ風との戦い
ニューイヤー駅伝最大の特徴は、群馬県特有の「上州の空っ風」です。北西から吹き
降ろす強烈な季節風が選手たちの体力を奪い、特に後半の区間では向かい風となって
レース展開を大きく左右します。
コースの特徴
ニューイヤー駅伝のコースは、平坦な市街地から郊外の緩やかなアップダウン区間まで
を含む、変化に富んだルートが特徴です。全体的に直線区間が多いため、序盤から中盤に
かけては集団走となりやすく、各チームが様子を見ながらレースを進める展開が多く
見られます。その一方で、中盤から終盤にかけての微妙な起伏やペースの上げ下げが
勝負の分かれ目となり、徐々に差が広がっていくのもニューイヤー駅伝ならではの
見どころです。
各区間の詳細と注目ポイント
1区（12.3km）群馬県庁 → 高崎市役所
- 特徴: 平坦なスピード区間
- 見どころ: スタート直後の位置取り合戦、ラスト数キロのスパート合戦
- 配置選手: 各チームのスピードランナー
2区（8.3km）高崎市役所 → 前橋市公田町
- 特徴: 最短距離のインターナショナル区間
- 見どころ: 世界レベルの外国人選手による爆発的な走り、目まぐるしい順位変動
- 配置選手: 強力な外国人選手
3区（13.6km）前橋市公田町 → 伊勢崎市役所
- 特徴: エース区間へのつなぎ区間、緩やかな下り基調
- 見どころ: 2区で乱れた順位の立て直し
- 配置選手: 安定感のある中堅選手
4区（22.4km）伊勢崎市役所 → 太田市役所
- 特徴: 「花の4区」と呼ばれる最長・最重要のエース区間
- 見どころ: 日本代表クラスの絶対的エースが激突、ここでのタイム差が致命的に
- 配置選手: 各チームの絶対的エース
5区（15.8km）太田市役所 → 桐生市役所
- 特徴: 「過酷区間」と評される、高低差と空っ風の二重苦
- 見どころ: 向かい風と上り坂に耐え抜く強靭な脚力
- 配置選手: スタミナと登坂力に優れた選手
6区（11.9km）桐生市役所 → 伊勢崎市西久保町
- 特徴: テクニカルなコース設定、入り組んだカーブとアップダウン
- 見どころ: 準エース級による順位の入れ替わり
- 配置選手: 準エース級の選手
7区（15.7km）伊勢崎市西久保町 → 群馬県庁
- 特徴: アンカー区間、ゴールへ向けての強烈な向かい風
- 見どころ: 風に阻まれる劇的な展開、最後まで勝負が分からないドラマ
- 配置選手: アンカーとしての責任を担える選手
第70回記念大会の特徴
第70回記念大会となるニューイヤー駅伝2026では、出場チーム数が例年より拡大される
点が大きな特徴です。通常は37チームが出場しますが、今回は記念大会特別枠として
各地域予選で出場ラインから10分以内にフィニッシュした最上位チーム3チームが追加され、
合計40チームによるレースが実現します。
この増枠によって、初出場となる新興勢力が加わる一方、王座奪還を狙う実力チームとの
対決も生まれ、例年以上に多彩で読みづらい展開が期待されます。
観戦のポイント
優勝争いの注目ポイント
ニューイヤー駅伝では、区間ごとに明確な見どころがあり、レース展開を大きく左右します。
2区のインターナショナル区間では、外国人選手の爆発的なスピードが発揮されやすく、
わずかな距離で順位が大きく入れ替わることも珍しくありません。
また、最長区間となる4区（22.4km）では、各チームの絶対的エースが投入され、真っ向
勝負の走りによって優勝争いの流れが決まる重要なポイントとなります。
さらに、5区や7区では上州名物の強い空っ風が選手たちを苦しめ、向かい風への対応力
やチームの総合力が、そのまま勝敗に直結する展開となりやすいのも特徴です。
優勝タイムの目安
- 4時間50分前後（気象条件により変動）
- トップ集団は12時過ぎに群馬県庁へフィニッシュ
現地観戦のアドバイス
応援の穴場スポット
- 中継所と中継所の中間地点（混雑を避けられる）
- 3区・6区の田園地帯（見通しが良く、選手の姿を長く見られる）
- 各中継所周辺（地元自治体によるイベントも開催）
無料応援ポイント（駐車場）
群馬県が13か所（合計約2,475台分）の無料駐車場を設置予定
観戦時の注意点
- 交通規制が長時間に及ぶため、事前に迂回ルートを確認
- 上州の空っ風対策として万全な防寒対策を
- 先頭通過予想時刻の30分前には現地到着を推奨
視聴方法
テレビ放送
- TBS系列28局 + 群馬テレビ で全国生中継
- 午前8時30分～午後2時30分
インターネット配信
- TVerなどでライブ配信予定
- 各中継所の全たすきリレーもLIVE配信予定
データ放送
近年では選手の心拍数や走行データをリアルタイムで表示する技術も導入され、詳細な情報
を得ながら観戦できます。
まとめ
ニューイヤー駅伝2026は、第70回の記念大会として出場枠が40チームに拡大され、
例年以上に白熱したレースが期待されます。全7区間100kmの流れや各区間の役割を
意識することで、観戦の面白さはさらに深まるでしょう。上州の空っ風という自然条件
に加え、4区のエース対決や終盤区間での駆け引きが、勝敗を左右する大きなポイント
となります。
元旦の朝、群馬県を舞台に繰り広げられる実業団トップレベルの戦いを、ぜひ最後まで
楽しんでください。
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