日本三景の絶景を舞台に繰り広げられる、航空自衛隊ブルーインパルスの華麗な展示飛行は、
毎年多くの航空ファンや観光客の心をとらえています。なかでも2024年に話題を呼んだ
天橋立でのフライトは、多くの注目を集めました。今回は、その飛行ルートや予定時刻、
さらには前日に予行飛行が行われるかどうかなど、気になる情報を詳しくご紹介します。


日本三景の日の由来
「日本三景の日」は、江戸時代の儒学者・林春斎の誕生日(7月21日)に合わせて制定された
記念日です。日本三景である松島(宮城県)、天橋立(京都府)、宮島(広島県)の3カ所が
連携してPR活動を行う特別な日となっています。
2025年松島での展示飛行計画
開催日:2025年7月21日(月・祝)
展示飛行時間:13時から開始予定
会場:宮城県松島湾上空

ファンサービスとして特別イベントが企画されています。
特別イベント:ブルーインパルスパイロットサイン会
- 時間:11時から
- 会場:松島海岸中央広場
前日予行飛行について
2025年松島での前日予行飛行については、現時点では詳細な発表がありません。
しかし、過去の実績から考えると:
- 通常、展示飛行の前日に予行飛行が実施される場合が多い
- 2024年天橋立では前日予行が実施された
- 気象条件等により変更・中止の可能性がある

例年通りなら、期待できますね!
観覧のポイントと注意事項
観覧におすすめの時間帯は、午前9時頃までに現地に到着することです。展示飛行の時間が
近づくにつれて、会場周辺は急激に混雑してくるため、余裕をもって行動することで、ゆったり
と場所取りや準備ができ、快適にイベントを楽しむことができます。
交通アクセス
公共交通機関の利用を強く推奨
- 当日は大変な交通渋滞が予想される
- 駐車場の確保が困難
- 事前予約制の観覧用駐車場が設置される場合がある
2024年天橋立での展示飛行詳細
参考までに話題となった2024年の実績をお知らせします。
飛行ルートと時間
展示飛行時間:13時30分頃〜14時頃(約30分間)
飛行ルート:
- 13時15分頃:航空自衛隊小松基地を離陸
- 宮津湾上空に進入
- 天橋立を中心とした海上上空で展示飛行を実施
実施演目(11演目)
1.デルタ・ダーティローパス :6機が三角形の「デルタ隊形」で飛行し、低空でローパスする
ダイナミックな演目。車輪を出した「ダーティ」形態で飛行するのが特徴
2.スワンローパス: 白鳥が飛ぶような形を模した編隊。1機が首、他の機体が羽根を表現
3.グランドクロスローパス: 十字架型の編隊を組んで飛行する迫力ある演目
4.ツリーローパス: クリスマスツリーを模した編隊で、大空に祝祭感を演出
5.ピラミッドローパス :ピラミッド型の編隊を維持しながら飛行する、安定感が求められる技です
6.デルタ360: デルタ隊形を維持しつつ、360度の旋回を行う演目。美しい旋回が見もの
7.フェニックスローパス :不死鳥「フェニックス」を模した隊形で復興の象徴を表現
8.さくら :6機で桜の形を描き、日本の象徴を空に描く華やかな演目
9.ビッグハート :スモークを使って空に大きなハートを描きます。人気の高い演目
10.720ターン :機体が720度旋回するダイナミックな技
11.レベルサンライズ: 5機で傘型隊形をとり、一斉に散開して美しい形を空に描きます
ブルーインパルスの各演目に使われる技術は、緻密で高度な操縦テクニックが詰まっています。
こうした演目すべてに共通するのは、パイロットたちが長年の訓練を重ね、ミリ秒単位で動きを
調整しているからこその演技です。
前日予行飛行の実施
2024年天橋立では前日予行飛行が実施されました
- 日時:7月20日(土)14時頃
- 内容:展示飛行当日と同ルートでの予行飛行
- 観覧:一般観覧可能
まとめ
日本三景を背景にしたブルーインパルスの展示飛行は、その美しさと迫力が融合した特別な
イベントです。2024年の天橋立では前日予行飛行も行われ、観覧者は2日間にわたり楽しむこと
ができました。
2025年の松島でも前日予行飛行の実施が期待されますが、詳細はまだ未定のため、航空自衛隊
の公式発表をこまめにチェックしておくことが大切です。また、会場周辺は非常に混雑するので、
公共交通機関の利用と早めの現地入りを心がけましょう。また、天候によるスケジュール変更
にも対応できるよう、余裕を持った計画を立てましょう。
美しい日本三景とブルーインパルスが織りなす絶景をぜひ満喫してくださいね!

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