箱根駅伝や全日本大学駅伝とはひと味違う、新しい大学駅伝が2月の大阪で行われます。
全国大学対校男女混合駅伝は、男女が交互にタスキをつなぐ「男女混合×20km」の短期決戦。
1区間あたりの距離が短く、スタート直後から順位が目まぐるしく入れ替わる超高速展開
が最大の魅力です。
舞台は大阪・長居。スピード勝負になりやすいコース設定と、男女混合ならではの戦略性
が重なり、駅伝ファンはもちろん「長距離は普段あまり見ない」という人でも、最後まで
テンポよく楽しめる大会として注目されています。
2026年大会は第6回 全国大学対校男女混合駅伝競走大会として開催予定。本記事では、
この大会の特徴や見どころを、初めて観戦する人にも分かりやすく整理していきます。
【2026】日程・会場・放送
2026年大会(第6回)
- 開催日:2026年2月15日(日)
- スタート:12:15(予定)
- 会場:ヤンマースタジアム長居 および 長居公園内特できます
- 放送予定:2月15日(日)ひる12:00
(関西テレビ・フジテレビ・岡山放送 生中継と記載)
関西テレビの大会ページで確認できます。https://www.ktv.jp/ekiden/
大会の開催・要項情報は関西学連(gold.jaic.org)の大会ページでも確認できます。
出場校
出場予定校 全22チーム
- 昨年度上位12校(シード):日本体育大学、 大東文化大学、 順天堂大学、
駿河台大学、 筑波大学、 関西大学、立教大学、
京都産業大学、 城西大学、 中央大学、 立命館大学、
亜細亜大学 - 選考校(WAスコアリングテーブル等による選考9校):環太平洋大学、 拓殖大学、
早稲田大学、 明治国際医療大学、 京都教育大学、
同志社大学、 摂南大学、 佛教大学、 新潟医療福祉大学 - 関西学連選抜 1チーム
【2026】コース概要(20km/6区間)
ヤンマースタジアム長居及び長居公園内特設コース
全長 20km(男子 3km – 女子 2km – 男子 5km – 女子 3km – 男子 2km – 女子 5km
の順の6区間)

見どころ3選
見どころ1:序盤から“勝負が動く”短区間
1区3km・2区2kmと短い距離が続くため、最初からペースが上がりやすく、差が付きやすい
(または一瞬で詰まる)のが特徴。マラソン的な我慢比べというより、トラック中距離的
なスピード感で流れが変わります。
見どころ2:男女のつなぎで順位が大きく入れ替わる
男女が交互に走るため、チームとしての総合力に加え、配置(どこに強い選手を置くか)
が勝敗を左右します。特に終盤の6区(女子5km)は勝負所になりやすい距離です。
見どころ3:20kmでも「駅伝の戦術」が詰まっている
短いからこそ、先頭集団の形成や単独走のタイミング、集団の利用など、駅伝の判断が
凝縮されます。加えて、出場校が全国から集まるため、普段別大会で見る勢力図と違う
展開が期待できます。
3km/5km区間別 注目の対決カード(ライバル対決)
1区(男子3km)注目の対決カード
短距離寄りのスピード(1500m型)と、5000mの地力がある選手のハイブリッド適性が鍵。
スタート直後の位置取りで流れが決まります。
対決カードA:駿河台大 vs 大東大(スピード×地力の激突)
- 駿河台大:東泉 大河(5000m 13’27”98)
- 大東文化大:大濱 逞(5000m 13’35”78)
「3kmなのに13分台の5000m選手がぶつかる」形。
序盤からハイペースで押し切る展開が見えるカードです。
対決カードB:順天堂大 vs 筑波大(“総合力”で先手を取る)
- 順天堂大:村尾 雄己(5000m 13’56”29)/森本 喜道(5000m 13’55”33)
- 筑波大:川﨑 颯(5000m 13’42”99)
3kmは「速いだけ」よりも隊列の中で我慢して最後に上げる力が効く区間。
5000m上位PB勢のぶつかり合いは、1区から優勝候補の真価が見えます。
3区(男子5km)注目の対決カード
ここは最初の本格的な“地力勝負”。5000mPBの差が、そのままチーム差になりやすい区間です。
対決カードC:駿河台大・東泉 vs 大東大・大濱(再戦の本命)
- 駿河台大:東泉 大河(5000m 13’27”98)
- 大東文化大:大濱 逞(5000m 13’35”78)
同じ顔合わせでも、3kmと5kmでは求められる力がまったく変わるのがこの大会の
面白さです。
3kmは一気のスピードと位置取りが重要になる一方、5kmではペースを落とさず
粘り切る巡航力がものを言い、ここで流れが大きく傾いて勝負が決定づけられる展開も
十分にあり得ます。
対決カードD:筑波大・川﨑 vs 順天堂大・森本/村尾(5kmの主導権争い)
- 筑波大:川﨑 颯(5000m 13’42”99)
- 順天堂大:森本 喜道(5000m 13’55”33)/村尾 雄己(5000m 13’56”29)
ここで“主導権を握る大学”が、4区女子3kmの出入りを有利に進めやすい。
総合優勝を狙うなら落とせない区間です。
4区(女子3km)注目の対決カード
女子3kmは「速い入り→落とさずまとめる」能力が重要。実質、最終6区5kmへの布石
になります。
対決カードE:大東大 vs 中央大(9分台前半級の“我慢比べ”)
- 大東文化大:鈴木 彩花(3000m 9’25”70)
- 中央大:並木 美乃(3000m 9’08”05)/武田 胡春(3000m 9’09”56)
数字だけ見ると中央大が強烈。ただし混合駅伝は前後区間の流れ次第で
「単独走 or 集団走」になり、レースの難易度が跳ね上がります。
対決カードF:筑波大 vs 立教大(1500m型の切れ味で流れを変える)
- 筑波大:鈴木 美海(1500m 4’21”35)
- 立教大:(男子だが参考)青木 龍翔(1500m 3’40”39)など1500mの強みが
チームカラー女子の「1500mの切れ」は3kmで武器になりやすく、4区で順位を取り
戻す/突き放す”動きが出やすい注目ポイントです。
6区(女子5km)注目の対決カード(最終決戦)
女子5kmは差が付きやすく、優勝争い・表彰台争いの最終盤の地力が出ます。
対決カードG:城西大 vs 大東大 vs 関西大(15分台の殴り合い)
- 城西大:本間 香(5000m 15’31”14)
- 大東文化大:平尾 暁絵(5000m 15’57”86)/成瀬 結菜(5000m 15’59”32)
- 関西大:前田 彩花(5000m 15’57”37)
“15分台”が複数並ぶ超濃厚ゾーン。ここは最終区での逆転・逆転返しが最も起き
やすい本命カードです。
対決カードH:選考校の伏兵(新潟医療福祉大・摂南大など)に注意
- 摂南大:岡村 花生(5000m 16’50”35)(女子候補例)
- 新潟医療福祉大:田伏 夏芽(5000m 16’01”39)
上位校が競り合ってペースが落ちた瞬間、選考校の“粘り型”が一気に順位を
吸い込む展開も。最終区はPB差だけでなく、前区間の流れ・単独走耐性がものを言います。
(第6回 全国大学対校男女混合駅伝/2026年2月15日)
3kmと5kmで“強い大学の顔”が変わる
- 3km(1区/4区):1500m~3000mのスピードと位置取り、勝負どころの反応
- 5km(3区/6区):5000mの巡航力と単独走耐性、最後に落とさない地力
同じ大学でも「短区間で流れを作る」か「5kmで差を付ける」かで戦略が分かれるのが、
この混合駅伝の最大の面白さです。
歴代優勝校(2021〜2025)
歴代優勝校と優勝タイムは、Wikipediaに一覧で掲載されています。
| 回次 | 開催日 | 優勝校 | 優勝タイム |
|---|---|---|---|
| 第1回 | 2021/3/21 | 順天堂大学 | 1:01:53 |
| 第2回 | 2022/2/20 | 順天堂大学 | 1:01:19 |
| 第3回 | 2023/2/19 | 日本体育大学 | 1:00:50 |
| 第4回 | 2024/2/18 | 順天堂大学 | 1:00:06 |
| 第5回 | 2025/2/16 | 日本体育大学 | 58:27 |
ここ数年は順天堂大と日本体育大が優勝を分け合っている形で、2026年はこの流れが
続くのか、他校が割って入るのかも見どころのひとつになります。
まとめ
全国大学対校男女混合駅伝競走大会は、男女の大学トップランナーが交互にタスキをつなぐ、
日本では珍しい男女混合の大学駅伝です。総距離20km・全6区間という短期決戦で、
スピードと戦略の両方が問われるのが特徴。毎年2月に大阪・長居で開催され、従来の
大学駅伝とは異なる展開の速さから注目を集めています。
全国大学対校男女混合駅伝2026を楽しむためのポイントを整理します。
スタートは12時15分予定、放送開始は12時なので、序盤から見逃さない準備が大切です。
区間構成は3-2-5-3-2-5kmと緩急があり、特に後半の5区2kmから6区5kmにかけては、
流れが一気に動きやすい注目ポイントになります。また、歴代優勝校は順天堂大と
日本体育大が中心。この2校を軸に各区間の攻防を見ると、男女混合駅伝ならではの戦略
や駆け引きがより分かりやすく、観戦の面白さがぐっと高まります。


コメント