2025年も女子駅伝界最大の予選会「プリンセス駅伝 in 宗像・福津」が開催されます。
実業団女子駅伝の頂点である「クイーンズ駅伝」への切符を懸け、全国から集まった
強豪チームが福岡県宗像市と福津市の美しい景観を舞台に激しいレースを繰り広げます。
予選会ながら毎年ドラマチックな展開が生まれることから、多くのファンや地元の
人々が注目する大会です。本記事では、2025年大会の日程やコースの詳細、観戦に
あたって押さえておきたい交通規制やアクセス方法、さらにはエントリー情報まで、
観戦前に知っておくべき内容をまとめてご紹介します。

プリンセス駅伝2025 大会概要
- 正式名称: 第11回全日本実業団対抗女子駅伝競走大会予選会(プリンセス駅伝 in
宗像・福津) - 開催日程: 2025年10月19日(日)
- スタート時刻: 12時10分
- 開催地: 福岡県宗像市・福津市
- 総距離: 6区間 42.195km(フルマラソンと同距離)
主催・後援
- 主催: 日本実業団陸上競技連合
- 共催: 毎日新聞社、TBSテレビ、RKB毎日放送
- 後援: 宗像市、福津市、宗像市教育委員会、福津市教育委員会ほか
詳細な大会日程とスケジュール
大会前日(10月18日・土曜日)
- 13:30 – 監督会議(宗像ユリックス イベントホール)
- 各チーム実業団登録者2名の出席が必須
- 監督会議不参加のチームは棄権とみなされる
大会当日(10月19日・日曜日)
- 8:00まで – 競技者変更届出期限
- 12:00 – 出場競技者区間最終エントリー期限
- 12:10 – レーススタート
- 14:30頃 – フィニッシュ予想時刻
- 15:45 – 表彰式(宗像ユリックス ハーモニーホール)
コース詳細とポイント解説
プリンセス駅伝のコースは、宗像市と福津市にまたがる風光明媚な6区間で構成されています。
各区間の詳細
第1区(7.0km)
宗像ユリックス → 宗像大社
- スタート地点の宗像ユリックスから神々しい宗像大社へ向かう区間
- 比較的平坦なコースでスピードランナーが活躍
第2区(3.6km)
宗像大社 → 勝浦浜
- 最短区間で若手選手が起用されることが多い
- 2025年大会より400m短縮される
第3区(10.7km)
勝浦浜 → 宮地浜
- エース区間と呼ばれる最長区間
- 2025年大会より400m延長される
- 勝負の分かれ目となる重要な区間
第4区(3.8km)
宮地浜 → 福津市複合文化センター
- 外国人選手のみ出場可能な区間
- 各チーム最大の武器を投入する
第5区(10.4km)
福津市複合文化センター → 宗像大社
- 復路の長距離区間
- 粘り強さが問われる重要な区間
第6区(6.695km)
宗像大社 → 宗像ユリックス
- アンカー区間でフィニッシュまでの最終勝負
- ゴール直前の宗像ユリックスでは大観衆の声援
コースの特徴
- 海沿いの風景: 美しい玄界灘の海岸線を走る風光明媚なコース
- 比較的フラット: 大きなアップダウンは少なく、スピードが求められる
- 宗像大社: パワースポットとして有名な宗像大社を2回通過
テレビ放送・観戦情報
テレビ放送
- 放送局: TBS系列全国ネット(生中継)
- 放送時間: 11:50~14:54
- 実況・解説: 経験豊富な陸上専門の実況アナウンサーと解説者が担当
インターネット配信
- TBSの公式配信: リアルタイムでの配信予定
- YouTube: TBS陸上ちゃんねるでのLIVE配信
現地観戦のポイント
- おすすめ観戦スポット:
- 宗像ユリックス(スタート・フィニッシュ)
- 宗像大社(第1・第5中継所)
- 各中継所周辺
交通規制情報と観戦アクセス
主要な交通規制予定
大会当日は、コース周辺で段階的な交通規制が実施されます。
規制時間(予定)
- 11:30~15:00頃: コース全体での断続的な通行止め
- 各中継所周辺: 前後30分程度の通行規制
主要規制箇所
- 国道3号線: 宗像市内の一部区間
- 県道: 宗像・福津市内の海岸線道路
- 市道: 各中継所周辺の生活道路
アクセス方法
電車でのアクセス
- JR鹿児島本線: 東郷駅下車、バスで宗像ユリックスへ
- 西鉄バス: 博多・天神から宗像方面行き
車でのアクセス
- 九州自動車道: 若宮ICから国道495号経由
- 駐車場: 宗像ユリックス周辺の指定駐車場を利用
注意: 大会当日は混雑が予想されるため、公共交通機関の利用を強く推奨
出場チーム・エントリー方法
出場資格
プリンセス駅伝への出場には以下の条件を満たす必要があります。
チーム編成要件
- 監督: 1名
- 競技者: 10名以内
- 外国人選手: 1チーム1名以内(第4区のみ出場可能)
- 労働契約: 企業と直接的な労働契約関係にあること
重要な資格要件
- 2025年度日本実業団陸上競技連合登録: 「企業チーム」としての登録が必須
- アンチ・ドーピング研修: エントリー者全員のeラーニング受講が必須
- 外国人選手の滞在要件: 初年度登録者は180日以上、継続登録者は120日以上の国内滞在
エントリー手続き
エントリー期間
- 開始: 2025年8月21日(木)9:00
- 締切: 2025年9月3日(水)17:00
参加料
- 2025年度: 1チーム 300,000円
- 前年度(200,000円)から大幅値上げ
出場チーム数と進出枠
- 出場予定: 約30チーム
- クイーンズ駅伝進出: 上位16チームが出場権獲得
- 前回大会上位8チームのシード権と併せて、クイーンズ駅伝は24チームで開催
注目ポイントと見どころ
2025年大会の変更点
- コース変更:
- 第2区が400m短縮(4.0km→3.6km)
- 第3区が400m延長(10.3km→10.7km)
- 参加料大幅値上げ: 20万円→30万円
- 災害復旧への配慮: 8月9日の豪雨災害からの復旧作業に配慮
戦略的見どころ
エース区間の激戦
- 第3区(10.7km): 各チームのエース級選手が集結
- 第4区(3.8km): 外国人選手による高速レース
中継所での駆け引き
- 第1中継所(宗像大社): 序盤の流れを決める重要ポイント
- 第5中継所(宗像大社): 復路への流れを作る勝負どころ
予想される有力チーム
- 前回優勝: ユニクロ(2:19:16の大会新記録)
- シード権保持チーム: 前回大会上位8チーム
- 注目の実業団: 資生堂、ダイハツ、三井住友海上など
災害復旧への配慮事項
2025年大会では、8月9日に発生した豪雨災害からの復旧作業に最大限の配慮が
求められています。
大会関係者への要請事項
- 試走・下見時の配慮: 復旧作業の妨げにならないよう事前確認
- 応援マナーの徹底: 交通法規の遵守と地域住民への配慮
- 第4中継所の安全確保: 福津市複合文化センター改修工事中につき安全面重視
緊急時対応
万が一大会が中止となった場合の代替措置も準備されています:
- 代替記録会: 10月27日(月)住友総合グランド(兵庫県伊丹市)
- 実施内容: 3000m、5000m、10000mのトラックレース各2本ずつ計6レース
- 選出方法: 合計タイムの上位16チームが予選通過
まとめ
プリンセス駅伝2025は、クイーンズ駅伝への出場権をかけた大切な舞台であり、
コース変更や参加料改定といった新しい試みも相まって、例年以上に注目を集めています。
テレビや現地での観戦では、エース区間や外国人選手の活躍に注目しながら、
宗像・福津の魅力ある風景の中で繰り広げられる熱戦を楽しめるでしょう。
大会は競技の発展だけでなく、地域の活性化にもつながる意義深いイベントです。
災害復旧中の地域に配慮しつつ、観戦マナーを守って選手たちを応援し、この特別な
一日を多くの人と共有してみてはいかがでしょうか。

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