夏から秋へと季節が移り変わるこの時期、日本列島の南海上では次なる悪天候の気配が
漂い始めています。2025年8月現在、台風13号「カジキ」が猛威を振るっている一方で、
日本への影響は少ないとされ、次なる注目は“台風14号たまご”の発生と、米軍合同台風警報
センター(JTWC)による進路予測です。最新のJTWCの見解では、現在のところ台風14号
のたまご(熱帯低気圧)はまだ発生していないとのことで、今後の動向に警戒が必要です。
そこで本記事では、「たまご(熱帯低気圧)」の現状と発生予想時期、今後、日本に及ぶ
可能性のある影響エリアなど気になる最新の台風情報と、もしもの時に備えるためのポイントを、
このブログでわかりやすくまとめていますのでぜひご覧ください。

現在の台風状況とたまご発生状況
台風13号(カジキ)の最新状況
2025年8月24日現在、強い台風13号(カジキ)が南シナ海を西進しています。
気象庁の最新情報によると:
- 現在位置:南シナ海(北緯17.3度、東経110.7度)
- 中心気圧:960hPa
- 最大風速:40m/s(中心付近)
- 進行方向・速度:西へ毎時20キロ
- 暴風域:中心から130キロ
台風13号は今後も西進を続け、26日9時頃にはラオスに到達し、熱帯低気圧に変わる見込みです。
台風14号(ノンファ)の発生状況
現在のところ、台風14号は未発生の状況です。しかし、フィリピンの東海上では新たな
熱帯低気圧(台風のたまご)の監視が続けられています。
台風14号が発生した場合の名前は「ノンファ(Nongfa)」で、これはラオス語で「池の名前」
を意味します。
台風のたまご監視状況
気象庁は8月22日、フィリピンの東で新たな熱帯低気圧が発生したと発表しました。
この熱帯低気圧は台風に発達する可能性があり、発達すれば台風14号となります。
南の海上は現在、海面水温が26〜28℃以上と高く、台風や台風のたまごが発生しやすい条件が
整っています。
米軍合同台風警報センター(JTWC)の進路予想分析
JTWCの台風監視体制
米軍合同台風警報センター(JTWC)は、ハワイに本拠を置く米国の台風監視機関で、
本来は米政府機関向けの情報ですが、一般にも公開されています。
各国機関の進路予想比較
現在活動中の台風13号について、各機関の予想は概ね一致しています。
- 気象庁予想:西進してベトナム上陸後、ラオスで熱帯低気圧化
- JTWC(米軍)予想:同様の西進コースを予想
- ECMWF(ヨーロッパ)予想:大筋で同じ進路予想
台風14号発生時の予想進路
台風14号が発生した場合、以下のような進路パターンが考えられます:
- 西進パターン:フィリピン→南シナ海→ベトナム方面
- 北上パターン:日本方面への影響の可能性
- 停滞パターン:発生海域付近で勢力維持
台風14号の発生時期と影響エリア予測
発生予想時期
現在の気象状況から、台風14号の発生時期は:
- 最短:8月下旬(24〜28日頃)
- 最も可能性が高い期間:8月末〜9月初旬
- 発生海域:フィリピンの東海上
日本への影響の可能性
台風14号が発生した場合の日本への影響は、発生位置と太平洋高気圧の状況により
決まります:
影響が少ないケース(70%の確率)
- 西進してベトナム・中国方面へ進む
- 日本への直接的影響はほぼなし
影響があるケース(30%の確率)
- 北上して日本の南海上を通過
- 沖縄・奄美地方への影響の可能性
- 本州への接近は現時点では可能性低い
警戒すべき地域
台風14号発生時に特に注意が必要な地域:
- 沖縄地方:台風の動向により影響の可能性
- 奄美諸島:進路によっては接近の恐れ
- 九州南部:遠方からの高波や強風に注意
- 小笠原諸島:発生初期段階での影響可能性
台風シーズンの今後の展望と防災情報
8月下旬〜9月の台風発生傾向
2025年の台風シーズンは例年並みか、やや活発な状況が予想されています:
- 海面水温:平年より高い状態が継続
- 発生数予想:8月末までに2〜3個追加発生の可能性
- ピーク期間:9月上旬〜中旬が最も活発
防災対策のポイント
台風シーズンに備えて準備しておくべき項目:
情報収集
- 気象庁台風情報の定期確認
- 気象警報・注意報の監視
- 地域の避難所・避難経路の確認
備蓄品の準備
- 飲料水(1人1日3リットル×3日分)
- 非常食(アルファ米、缶詰等)
- 懐中電灯・電池
- 携帯ラジオ
- 救急用品
住宅の点検
- 屋根瓦・雨樋の状況確認
- 窓ガラス補強用テープ
- 植木鉢など飛散物の固定
まとめ
今回の台風14号(ノンファ)に関する最新状況をまとめると、2025年8月24日現在では
まだ発生していないものの、フィリピン東海上にある熱帯擾乱が「台風のたまご」として
監視されています。今後数日から1週間ほどで台風に発達する可能性があり、米軍JTWC
など各国の気象機関は発生後は西進パターンを予測しています。そのため、日本への直接的
な影響は現時点では限定的と見られますが、進路変更や発達の可能性もあるため、特に沖縄
や奄美地方では注意が必要です。台風シーズンのピークとなる9月に向けて、防災準備を
整えておくことが重要であり、今後も気象庁やJTWCなどの公式情報を確認し、早めの備えを
心がけましょう。

コメント